2025年度―中学校(中学1~3年生)の課題図書

中学校の課題図書

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2025年度(令和7年)課題図書

わたしは食べるのが下手

少食で食べるのが遅い葵は、食事の時間が苦手。とくに給食は……。

「小林さんさ、たぶん君、会食恐怖症だわ」。無理して油淋鶏を飲みこんで気持ちが悪くなった葵は、保健室でクラスの問題児、咲子にそう言われる。実は咲子も食にまつわる問題を抱えていた。咲子の勢いに押されて二人で給食ボイコットを企てるも、あえなく不発。反対に新任のイケメン栄養教諭に焚きつけられて、給食改革に乗り出すことに……。(出版社内容紹介より)

対象 作品名(著者、出版社)
中学校
1~3年生

わたしは食べるのが下手
(天川栄人/作、小峰書店)


スラムに水は流れない

そもそもの問題は、水がたりないことだった。インド有数の大都会ムンバイ。12歳のミンニと15歳の兄サンジャイが暮らすスラムには、ムンバイの人口の40パーセントが住んでいるにも関わらず、水は市全体の5 パーセントしか供給されていない。水不足がきびしくなる三月のある夜、サンジャイが「水マフィア」を目撃してしまい……。

家族の絆、友情、そしてインドの「今」を描く、勇気と成長の物語。(出版社内容紹介より)

対象 作品名(著者、出版社)
中学校
1~3年生

スラムに水は流れない
(ヴァルシャ・バジャージ/著、村上利佳/訳、あすなろ書房)


鳥居きみ子:家族とフィールドワークを進めた人類学者

鳥居きみ子の夫は、「知の巨人」ともいわれ、明治から昭和時代にかけて活躍した人類学者、鳥居龍蔵です。彼の生涯や研究業績を紹介した本はたくさんありますが、きみ子のことはこれまで紹介されたことがほとんどありません。じつは、「家族とともに調査・研究する」という形で、女性の活躍が厳しい時代を生き抜いた先駆的な研究者なのです。人類学のなかでも、昔から伝わる生活・風習・伝説・歌などを調べる民族学を切り開きました。その生涯をはじめて伝える一冊です。(出版社内容紹介より)

対象 作品名(著者、出版社)
中学校
1~3年生

鳥居きみ子:家族とフィールドワークを進めた人類学者
(竹内紘子/著、くもん出版)