ワープロ原稿の書き方と注意点

ワープロ原稿の書き方

ワープロ原稿の用紙

ワープロで原稿を書く際には、注意点があります。それは、特に指定がない限り、原稿用紙への印字やマス目入り印刷をしないということです。マス目というのは、あくまで手書きを補助するためのものなので、整然と文字が印字できるワープロソフトでは、その必要はありません。むしろ、マス目を入れることによって原稿が非常に読みにくくなってしまいます。

最近はワープロソフトを使用するケースが一般的になってきたので、用紙サイズや字詰に関しては、指定されていることが多いようです。もし、指定がなければ、サイズはB4判あるいはA4判を用い、字詰は30字×40字あるいは40字×40字くらいがいいでしょう。もちろん、原稿は縦書きで書くのが原則です。


印字サイズ&レイアウト

印字サイズに関しては、読みやすければいいわけで、特に指定がなければ12ポイント程度が妥当でしょう。年配の選考委員の方にとっては、10.5ポイントだと少し読みにくいようです。

左右の余白は広め(2~3センチ程度)にとってください。上下の余白は、文字数に合わせて調整します。ただし、上下の余白が極端に少ないと不自然になってしまうのでご注意下さい。

また、文字間隔や行間隔にも注意が必要です。文字間隔を広くとりすぎると非常に読みにくくなってしまうので避けてください。一方、行間隔は文字間隔と比べて広めにとることで読みやすくなります。

原稿の枚数制限

応募規定では、400字詰原稿用紙換算枚数で指定がなされたり、字詰指定(40字×40字等)で枚数指定がなされていることが多いので、よくチェックしておきましょう。そして、表紙に400字詰原稿用紙換算枚数を記入しておきます。

また、原稿にはノンブル(ページ数)を入れてください。その際、表紙やあらすじはページ数に含めません。ノンブルの挿入場所は、特に指定がなければ、左肩か左下に入れることが多いようです。これは、原稿の右肩を綴じた際に分かりやすいからです。


ワープロ原稿の書き出し

ワープロ原稿も、基本的に原稿用紙と同じ書き方になります。表紙を別に付ける場合は、1ページ目の1行目の2マス目から本文を書き始めます。小見出しをつける場合は、最初に小見出しを書き、改行あるいは1行あけて、2マス目から本文を書き始めます。

一方、表紙を別に付けない場合は、タイトルを少し大き目のサイズで印字すると分かりやすくなります。そして、次の行の下部に自分の名前(ペンネーム)を書き、改行あるいは1行あけて、2マス目から本文を書き始めます。小見出しがあれば、その分だけずらしてください。(下図参照)

ワープロ原稿の書き出し

原稿の書き方

ワープロソフトを使って原稿を書くときも、基本は原稿用紙の書き方と同じです。

文章は、リズムよく読めるように句点(、)を打ちます。句点を打つ位置は、作品を声に出して読んでみて、流れるように読めれば大丈夫です。コツがよくわからないという方は、人気作品を幾つか読んでみて参考にしてみてください。

さらに、文章の内容が変化するときには改行を入れます。改行後の文章の書き出しは、1マス空けます。また、会話文を挿入する前後でも改行するのが一般的です。その際、会話文の行頭は1マスあける必要はありません。一方、会話文後の改行では、1マス空けて書き始めます。(上図参照)

鍵カッコで括った会話文に関しては、カッコ内の文末に読点(。)を付けても付けなくても良いのですが、作品全体で統一させることが必用です。

また、文章の中で句読点(、。)や鍵カッコの(」)が行頭に来たり、鍵カッコの(「)が行末に来ないように注意します。これに関して、Microsoft Word のようなワープロソフトでは、ツールのオプション(文字体裁タブ)から行頭禁則文字や行末禁則文字を指定することができるので、大いに利用しましょう。