公募やコンクールからデビューを目指す

作家デビュー【公募編】

公募やコンクールに挑戦する

童話作家デビューにつながる最も確実な方法が、公募やコンクールで大賞を受賞することです。それは、ある程度の規模の公募やコンクールであれば、大賞を受賞すると書籍化されるケースが多いためです。

当サイトでも、代表的な公募やコンクールのご紹介をしていますので、参考にして頂ければと思います。ただ問題は、いかにして大賞を受賞するか、ということになります。逆説的ですが、そう簡単に受賞できないレベルだからこそ作家デビューできるともいえます。

 

では、どうすれば受賞できるのでしょうか?

公募やコンクールには、それぞれ特徴がありますので、それをしっかり押さえた上で作品を創作する必要があります。その特徴は、募集要項に記載されている内容だけでなく、過去の受賞作品やその講評をよく読むことによって自ずと分かってくるでしょう。

後は、ひたすら書いて文章力を磨くことです。一度や二度の失敗で諦めてはいけません。諦めた段階であなたの夢も消えてしまいます。諦めないという強い心の態度こそが、あなたを成功へと導いてくれます。

文章力を磨く方法としては、まず、良い作品をたくさん読んでその魅力を研究することです。そして、とにかく書くことです。一方、基本的な童話の書き方が分からないという方は、当サイトの童話の書き方や童話関連の指南書を参考にしてください。また、通信講座やスクールを利用すれば、独り善がりになりにくく、より確実な実力アップにつながるでしょう。


受賞後の道のり

さて、公募やコンクールで大賞を受賞し、いよいよ自分の作品が出版されることが決まっても、手放しで喜ぶわけにはいきません。出版化に際してはここからが本番で、編集者の度重なるアドバイスに従いながら、あちらこちらとひたすら書き直す作業が続きます。

受賞作品がそのまま商業ベースに乗るほど、甘くはないということです。出版社としても、書籍として出版する以上それなりのレベルまで持って行く必用があるし、最低限の売上げを確保するために必死です。

大賞を受賞したと自惚れるのではなく、あくまでも自分は初心者なんだと思って、編集者の意見を素直に聞き入れましょう。もちろん、これだけはどうしても譲れないという信念を持っていることは大切ですが、ここから先は著者と編集者との共同作業になるという視点を忘れないようにしましょう。