オンライン小説サイトを利用する
童話作家になれるかどうかは別として、オンライン小説を集めた検索エンジンやランキングサイトを利用することによって、そのチャンスを待つ方法もあります。
まず、前もって自分のブログやサイトを開設し、そこに自分の書いた作品を掲載、あるいは連載します。無料ブログであれば、初心者でも簡単に始めることができますので、意外と簡単にチャレンジできます。
自分の作品を掲載したブログやサイトが完成したら、上記の検索エンジンやランキングサイトの童話・児童文学のジャンルに登録します。こうすることによって、そうしたサイトを経由して自分の作品を読んでもらえるようになります。
通常、開設したばかりのブログやサイトに自分の作品を掲載しても、なかなかアクセスを集めることができず、ほとんど読んでもらえないのが実情です。そのため、何らかのアクセスアップを考える必要があります。
そこで、オンライン小説の検索エンジンやランキングサイトを利用することによって、個人では集客できないようなユーザーが訪問してくれるようになります。もし、こうしたランキングサイトで人気が出れば、口コミで話題になることもあり、そこから編集者の目に留まることもあります。
但し、そのためには、そのサイトでトップレベルのアクセスランキングを獲得する必要があります。もちろん、これはこれで大変なことなのですが、さらに童話や児童文学では別の問題が絡んできます。
というのも、そうしたオンライン小説サイトのユーザーというのは、そのほとんどが大人なのです。つまり、童話や児童文学が対象としている子供たちが利用することは、ほとんど期待できないということなのです。
もし、その作品が子どもから大人までを対象にしたものであれば、読んでもらえる可能性も出てくるのですが、純粋に子どもを対象とした作品であれば、読んでもらえる可能性がグッと低くなってしまいます。
従って、こうしたサイトを利用するのであれば、子どもも大人も楽しめる作品にするか、あるいは、童話や児童文学に特化したランキングサイトを利用する必要があるでしょう。
ケータイ小説サイトを利用する
パソコンを使わずに、さらに手軽に利用できるものとして、無料のケータイ小説サイトがあります。こうしたケータイ小説サイトは、操作も簡単なので、直ぐにも作品を掲載できるようになります。
もちろん、ここでもいかにアクセスを集めるかということが課題になります。書籍化を目指すのであれば、アクセスランキングでトップを獲得するか、そのサイトが主催しているコンテストで大賞を受賞する必要があります。
PCサイトやモバイルサイトといったネット上で作品を公開する場合、そのサイトへのアクセス数が少なければ、作品そのものが存在しないのと同じことを意味します。従って、作品の良し悪しだけでなく、アクセスアップの観点からの工夫も必要になります。