公募原稿の綴じ方と送付の注意点

公募原稿の綴じ方と送付

原稿送付の準備

原稿の推敲も終わり、いよいよ送付するという段階になれば、応募規定に従って原稿を綴じます。綴じる方法は、公募によって異なりますのでご注意下さい。

よくある方法は、ヒモ綴じです。これは、一穴パンチ等を使って原稿の右肩にヒモが通るだけの穴を開け、そこにヒモを通して綴じる方法です。この際に使うヒモは、文具コーナーに並んでいる綴じヒモが適しているでしょう。

ヒモ綴じの際には、表紙ページと最終ページの穴あけ部分に補強用のシールを張っておくと完璧です。ヒモの綴じ方は、穴の上部と右部にヒモをまわすようにして綴じると原稿が破れにくくて良いでしょう。

ヒモ綴じ以外では、ダブルクリップを指定する公募もあります。この時は、原稿枚数に合ったダブルクリップを選んでください。枚数が極端に少ないケースではホッチキスを使うこともあります。

封筒の書き方

送付用の封筒は普通に市販されているもので良いでしょう。サイズは原稿より少し大きめのものを用い、ヒモ綴じの部分を下にして入れます。こうすることで、開封の際に誤ってヒモを切ってしまうことを防げます。一方、原稿枚数が少ないときは、厚紙を入れて封筒を補強しておきます。

封筒には、宛名や送り主の氏名、住所を書きますが、これは一般的なマナーを守っていればいいでしょう。例えば、宛名の最後に「御中」を記入したり、「株式会社」を略して「(株)」と書かないといったことが挙げられます。

また、応募原稿を送っていることを相手に確実に伝えるため、赤で「応募原稿在中」と記入しておきましょう。ただし、公募によっては記入する名称を指定していることがあるので、その場合はそれに従ってください。


原稿送付の際の注意点

原稿送付の際には、相手先へ確実に届いたことが確認できる簡易書留を利用すると安心です。そして、締切日に間に合うよう、余裕をもって送りましょう。いざという時に対応できます。

尚、送付した原稿は返却されないことが多いので、原稿のコピーをとっておきましょう。この際、コピーした方の原稿を送付してはいけません。手書きの場合は、生原稿を送るのが基本です。