課題図書とは?
課題図書と言えば、夏休みの読書感想文というイメージがあるかもしれませんが、実は、これに選ばれた作品は、かなり優れた作品群でもあります。特に、童話を書こうと思っている方にとっては、決してスルーできない作品が多いといえるでしょう。
全国学校図書館協議会(全国SLA)では、1年間に出版される図書約6万点の中から、様々な選定基準に基づいて学校図書館に適した図書を選定し、毎年約5千点を選定図書として認定しています。
そして、ここで選ばれた選定図書の中から、さらに厳しい基準をクリアーした図書18点を、その年の青少年読書感想文全国コンクールの課題図書として指定しています。ただし、ここでの選定作業は、コンクール実施の前年に刊行されている書籍が対象となっていますので、往年の代表作品が選ばれることはありません。
しかし、最近出版されたものであれば、優秀作品をほぼ押さえていることになりますので要チェックです。これらは、作品の内容だけでなく、文章表現や構成、造本・印刷といった観点からも総合的に判断して選定されていますので、ある意味、童話の理想形が含まれていると考えて良いでしょう。
また、書籍の売上の観点から見ても、選定図書や課題図書に選ばれることは非常に有利ですので、執筆する上でも是非、参考にしたい作品といえます。一読をお勧めします。
課題図書のご紹介
当サイトでは、小学校低学年(1~2年生)、小学校中学年(3~4年生)、小学校高学年(5~6年生)、中学校、高等学校の課題図書をご紹介しています。